2015年04月02日

弁理士の話

ブログ始めてからgoogleの順位がさっぱり上がらないのを気にしていまして、タイトルと内容が合っていないのが問題じゃないかと思い出したので、弁理士に関して思うところでも書いてみます。
(順位が上がらない本当の理由:たいした記事書いてないから)

・弁理士の階級(?)
こないだ、「パートナー」とは他の事務所と掛け持ちしている人だという大誤解を耳にしたので、自分の理解をまとめておきます。中規模以下の事務所ならほとんどこうだと思います。大規模なところでも、法律事務所としての色彩が濃いところを除けばたいていこうだと思います。

所長(引退していない会長がいる場合は会長):神
神ではない所長、副所長、(シニア)パートナー:中間管理職たる従業員、つまり下僕
ジュニアパートナー、アソシエイト:従業員、つまり下僕

法律事務所のパートナー制をオーナー企業の特許事務所に形だけ導入しようとするからこんなことになるのさ。事務所が合併してできた場合のように本当の意味での共同経営者であるパートナーもいるにはいますけどね……
なお、中間下僕になるか下僕になるかに、弁理士かどうかはあまり関係ないことが多いでしょう。

・弁理士増えすぎで就職難?
数十年前の弁理士にさえなれば生きていけた時代を懐かしんでいるおじいちゃんのことはおいておきます。そりゃその頃に比べれば増えすぎてるさ。
ここ十年のスパンでみてみれば、特許事務所/企業知財部で働いている非弁理士が弁理士になっただけで、正直特許業界で働いている人の数が増えたという印象はあまりありません。特許事務所に苦境があるとすれば出願の減少と報酬引き下げ圧力の影響の方がよっぽど大きいでしょう。
就職難についても、弁理士の希少性が下がってるのは間違いないので、単に非弁理士と同様にまともな選抜が行われるようになってるだけだと思います。そりゃ昨今の事情ならできない弁理士よりできる非弁理士を採用しますって。

・弁理士にならないと仕事できない?
法律解釈をまったく無視すれば、仕事することにほぼ支障なし。お客さんも弁理士持ってるかどうかにはあまり関心なし。
弁理士との違いは、単独で面接(or電話面接)できないこと、審判/訴訟で当事者席に座れないこと、ぐらい。

現状では仕事に対して実務ができる弁理士の数が圧倒的に不足しているので、非弁理士の明細書書きを禁止することは不可能。知財業界が破綻します。数年前のような勢いで弁理士が増えているようだと、数十年後に同じ状況が維持されるかは?だったけど、これだけ合格者が減ってるとねえ。

とはいえ、最新の実務・法律・判例の知識を駆使してクライアントにチャレンジングな提案をするには、やっぱり弁理士じゃないと無理な気がします。でもそのレベルの仕事ができている弁理士はどれだけいるでしょう。リパーゼ事件判決をオウム返しのように繰り返してるだけじゃダメなんですよ。
イノベーティブな仕事をする意欲(とまともなコミュニケーションスキル←これ重要)があれば、弁理士が増えても将来には関係ないと思うな−。

※次は給料の話?
posted by tommyseptember at 07:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 特許
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