2015年08月16日

平成19年問21枝イ


〔21〕 特許法第29条の2の規定(いわゆる拡大された範囲の先願)に関し 次の(イ) 、 〜(ニ)のうち、正しいものは、いくつあるか。 ただし、特許出願は、外国語書面出願でも国際出願に係るものでも実用新案登 録に基づく特許出願でも変更に係るものでもなく 特に文中に示した場合を除き 、 、 分割に係るものでもなく、いかなる優先権の主張も伴わないものとする。
(イ) 甲は、自らした発明 について特許出願Aをした後、 Aを基礎とする特許法第41条の規定による国内優先権の主張を伴って発明イ 及び自らした発明ロ につ いて特許出願B をし、その後、 Bの一部を分割して発明 イについて新たな特許 出願C をした。 乙は、自らした発明イ について Bの出願の日後 Cの出願の日前 に特許出願D をした。この場合、 Bについて出願公開がされなくとも、 Cにつ いて出願公開がされたときは、A について出願公開がされたものとみなされ、Dは、 Aをいわゆる拡大された範囲の先願として拒絶される場合がある。

特許庁のPDFからコピーしたらフォーマット崩れたから間違ってるとこあるかも。

これに対するLECの解説は×だそうで、理由は「原出願の優先権主張が分割出願に無条件に引き継がれることまで規定しているものではないと考えられる」だそうです。

◆分割出願が原出願に対する優先権を主張しないことはありえるのか?
分割出願における優先権手続きは不要なので、自動的に優先権を主張することになりますね(44条4項)。その効果は、分割出願Cが出願Aに対する優先権を直接に主張することになります。(44条3項・4項の趣旨からしてこの通りに解します。)

もし優先権が無効になる可能性があるとすれば、
(1)明示的に優先権主張を取り下げる、
(2)新規事項追加

・・・遅くなったので後で検討しよう。
優先権主張取り下げも新規事項追加も出願人のdiscretionなので(特に新規事項追加は治癒できるので)これが他の出願の新規性に影響すると解するのはすごく違和感があるんですよね・・・

なぜ議論したくなったかというと、このシチュエーションはあり得るんですよね。すなわち、A出願→B優先権主張出願→B早期審査→B拒絶査定→B放置・C分割でOK。

分割出願Cをイ+ロで出さないことは実務上絶対にあり得ないですけどね。
さらに言えば、C分割をしていなければA出願が復活することもありうる?
優先権主張が無効なのにAが公開されないことってありうる?−>1年3月より後にCが分割されればありうる


(責任回避の定型文)いまおさけのんでます

posted by tommyseptember at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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